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(4) これまで生み出された価値を振り返る

私たちが目指すゴールは、「子どもたち一人ひとりが自分らしく生きられ、幸せになる こと(すべての子どもたちのウェルビーイングを実現する)」ことですが、評価軸や成果 指標が確立していないため、変化をどのように可視するかが課題でした。

そこで私たちは、これまでの 5 年間で生み出した成果(=価値)を検証するために、 STORIA にとって大事な存在である1.子どもたち、2.保護者、そして STORIA に関わ る3.私たち自身、さらには4.STORIA そのものの 4 つの切り口から、どんな変化が生まれたのかを「MSC(モスト・シグニフィカント・チェンジ)」(※6)と呼ばれる手法を用 いて導き出しました。

MSC 手法では、人間の意識や行動変容など、数量化できない質的(定性的)な変化を 把握し、また、事業に関わる多様なステークホルダーが「変化の物語」を比較・検討す ることで、質的(定性的)分析を行います。さらには、ロジック・モデル7などでは予測 が難しい、「想定外」の波及的な変化を把握できることも、この手法の優れている点です。

今回の「3.私たち自身の変化」には、スタッフ・学生ボランティア・社会人ボラン ティア・プロボノ・そして私たちの活動をサポートしてくれている地域の方々が含まれ ています。MSC では、複数のステークホルダーに参加してもらうことで、活動だけの意 義ではなく、団体としての意義を確認することを目指しました。

※6 MSC(モスト・シグニフィカント・チェンジ)は、欧米のNGOが使っている参加型・質的評価手法。

※7 ある施策がその目的を達成するに至るまでの論理的な因果関係を明示したもの。

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